NEXT...F1開催スケジュール

ヘイキ・コバライネンはトップチームで走るべきとブランドル

2012年07月04日(水)15:41 pm

ヘイキ・コバライネン(ケーターハム)はもう一度F1グリッドの最前列から実力を存分に発揮するチャンスを与えられてしかるべき。そう話すのは、元F1ドライバーでマネジャー、そして今はテレビの解説者として活躍するマーティン・ブランドルである。

コバライネンはF1デビュー直後からルノー(現ロータス)やマクラーレンといったトップチームで走っていたが、思うような成績を残せないでいた。2010年に新興チームのロータス(現ケーターハム)へ移籍後は、戦闘力の劣るマシンで後方の順位に甘んじる日々が続いている。ところが、ここにきてコバライネンの評価が急上昇中なのだ。

昨シーズンの後半からロータスは中団でレースをすることを目標に掲げてきたが、これまでのところ達成できておらず、このことに対してコバライネンは落胆の色を隠せない。ケーターハムとの契約は今年いっぱいで切れるが、現時点では来年もチームに残留したいという気持ちがわいてこないようだ。

「とりあえず、いまはチーム側と話し合って共に何ができるか見極めたい。そして夏場の動向も気になるところだよ」とコバライネンは話す。

その一方で、ブランドルはイギリスでF1中継を行っている『Sky Sports(スカイ・スポーツ)』で、コバライネンに対して次のように賛辞を送っている。

「ヘイキはまじめに仕事をこなし、苦しい中でも成果を出している。スーパースターの風格があるし、運転も自体もまさにスーパースター級だよ」

「トップチームでもう一度勝負したいという胸に秘める思いを周りに打ち明けたのではないか」

しかし、ほかのドライバーと同様、来年のプランを立てる前に、今シーズン残りのレースが終わるのを待たなければならないとコバライネン本人は言っている。

今年の初め、大手のマネジメント会社であるIMGと契約を交わした際に、「ケーターハムに残留するにしても、ほかのチームに移籍するにしても、IMGと契約したのは最善の選択だった」と話していたコバライネン。今では次のように考えている。

「まだ今後について真剣に検討はしていないよ。時期尚早だと思うし、ルイス(ハミルトン/マクラーレン)やミハエル(シューマッハ/メルセデスAMG)の動向がはっきりしないことには周りが動けないからね」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック