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今年もフェラーリの名車がグッドウッド・フェスティバルを彩る

2012年07月03日(火)9:58 am

6月28日(木)から7月1日(日)にかけて、イギリスで恒例の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」が催されたが、フェラーリは今年同会場で2台の新車を発表している。1台はフルモデルチェンジされ、斬新な折りたたみ式アルミ製ハードトップをまとった458スパイダー。そしてもう1台はより軽量化しつつもさらにパワーアップされたカリフォルニア30だ。その2台とともに、今やフェラーリのフラッグシップモデルともなったV12エンジン搭載の4輪駆動モデルであるフェラーリFFが、1.16マイル(約1.9キロメートル)の有名なヒルクライムレースで高速走行を披露した。

また、同コースではフェラーリF1チームのテストドライバー、マルク・ジェネによって2009年型F1マシンであるF60のデモンストレーション走行も行われた。ジェネはこのときの模様を次のように語っている。

「コースはとても狭いから、たった時速250キロメートルしか出していないのにすごくスピードが出ているように感じるんだ。ここに持ってきたのは2009年にレースで勝ったことのあるマシンだよ。イギリスのファンのためにF1マシンを持ってきたかったんだ。このフェスティバル・オブ・スピードは、世界でも最大クラスのイベントだからね」

また、同フェスティバルではクラシック・フェラーリも多数展示されている。その中の1台はかつて一世を風靡(ふうび)したプログレッシブロックバンド「ピンク・フロイド」の元ドラマーであり、無類の車好きで知られるニック・メイソンが所有する非常にレアな1953年式250MMだ。この車はかつてメキシコで行われていたカレラ・パナメリカーナ用に製造されたマシンだが、今もなお現役当時の状態のままで走行が可能だという。この250MMは最近メイソン自慢のドラム・ブレーキ方式フェラーリのコレクションに加えられたものだそうだ。さらにメイソンは40年以上も大事に所有しているという250 GTOも披露している。この250GTOはいまやグッドウッド・フェスティバルやグッドウッド・リバイバルの常連ともなっている車だ。

さらに「ミシュラン・スーパーカー走行」では、今年もBBCのコメンテイターであるクリス・エバンスによる「荒野の7人」、すなわちこれまでに製造された中でも最も貴重で象徴的な美しさを持つ7台のフェラーリ(250SWB、275GTB4、365GTB4、288GTO、F40、550バルケッタ、SAアペルタ)の先導により各車が丘の上へと駆け上った。

エバンスは次のようにコメントしている。

「私は、フェラーリのことだけは知っているんだ。私はすごく忙しいし、これまでもずっと忙しかった。人生において物事を学ぶための時間は限られているが、私はフェラーリについては少しだけよく知っていると思うよ」

マルク・ジェネのドライブによる2009年式F1マシン、F60スクーデリア・フェラーリと、フェラーリ458スパイダーの走行の模様はTopNewsのPCサイト(http://www.topnews.jp/)で見ることができる。

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