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FIAがコスト削減案の締切日を延長したとの報道

F1の統括団体であるFIA（国際自動車連盟）は、F1における徹底的なコスト削減をめぐる決議の締切日を延長したと報じられている。

そもそも締切日は6月30日（土）の夕方に設けられていた。だが、F1に参戦している各チームが計画の内容に戸惑いを見せいていたため、その時点でコスト削減案の見通しは不透明であるとの報道がされた。

ドイツの『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』は、6月30日が来ても、重要な改革案が盛り込まれないまま世界モータースポーツ評議会（FIAの下部組織。モータースポーツに関する意志決定機関）へ渡ってしまうリスクを含んでいると指摘していた。

そして、まさにその通りとなってしまったのだ。6月30日を経過した時点で満場一致を得ていないため、2013年からルールの変更が適用される可能性は極めて少なくなったとの見方が強まった。

しかし、イギリスの情報筋によると、ドイツの報道機関の『DPA』と『Financial Times Deutschland（フィナンシャル・タイム・ドイチュラント）』は当初の6月30日に設けられていた締切日が7月下旬まで延長されたと報じているという。

つまり、全体の3分の2のチームだけが提出したルールも、世界モータースポーツ評議会が7月24日までにそのルール変更に対しての投票を行い、その結果次第ではそれが2013年から導入される可能性が残されているということだ。