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コスワース、2013年もエンジン供給継続か

2012年07月03日(火)9:59 am

F1にエンジンを供給している独立系エンジンメーカーのコスワースが2012年シーズンをもって撤退するとのうわさがあったが、HRTのチーム代表ルイス・ペレス・サラが2013年シーズンもコスワースエンジンを搭載するつもりがあることを明かした。

2011年シーズンまでコスワースエンジンを搭載していたウィリアムズとケーターハムがルノーエンジンに載せ換えたため、2012年はコスワースエンジンを使用するチームが2チームにまで減っている。2014年からは規約が変更になり、現行のV8エンジンからV6ターボエンジンを使用することになるが、コスワースがその開発を行うかどうかは不透明だと言われている。

さらに、このところパドックでは、コスワースは2014年からのV6エンジン供給どころか2013年シーズンもF1にエンジンを供給しないとのうわさもあった。今シーズンにコスワースエンジンを使用しているHRTとマルシャの2チームは、どちらも最下位争いを強いられており、目立った成績を残せていないのが現状だ。

しかし、HRTのチーム代表を務めるペレス・サラは、2013年シーズンのコスワースエンジン使用に前向きな発言をしている。

『El Confidencial(コンフィデンシャル)』に来シーズンは別のエンジンを載せるのかと尋ねられたペレス・サラは「来年は、まだ最終決定ではないが、このまま(コスワースエンジン)にしたいと考えている」と答え、次のように続けた。

「今季はチームとして大きな変化があったので、今の体制を強化し、進歩していきたい。そのため、重要な変更を迫られる2014年を前にして大きな変更はできないのだ」

「来年は、現在の体制を継続するつもりだ」

さらにペレス・サラは、8戦を終えていまだノーポイントのHRTで、重要な役割を果たしているドライバーはペドロ・デ・ラ・ロサだと明かす。長年マクラーレンに在籍し、タイヤ供給メーカーのピレリでテストドライバーを務めていたデ・ラ・ロサは、F1復帰以来、完走を果たした全てのレースでチームメートのナレイン・カーティケヤンよりも前でゴールしている。

デ・ラ・ロサのいないチームは想像できるかと聞かれたペレス・サラはこう答えた。「今のところ、無理だね…想像がつかないよ!」

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