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汚職スキャンダルに対し平静を装うF1のボス

2012年06月29日(金)10:48 am

F1においての汚職事件の容疑者として銀行家のゲルハルト・グリブコウスキーに有罪を言い渡した判事が27日(水)、F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンのことを、4,400万ドル(約35億万円)にも上る贈収賄(ぞうしゅうわい)の「共犯者」と言い表した。

グリブコウスキーに対し懲役8年6カ月の判決を下したペーター・ノール判事は、ミュンヘンの州立裁判所で「この過程において、われわれはこの件の首謀者はエクレストンであったと予想している」と語った。

『Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)』紙の記事によると、ノール判事はエクレストンが「被告人に法を犯すしかない道に追い込んだ」とさらに主張を繰り広げている。

ノール判事のこの発言は、エクレストン自身も罪に問われる可能性を強く表している。

そのエクレストンは、この汚職スキャンダルの件で再びドイツへ向かうことを受け入れているようだ。

「もし依頼されたら、もちろんだ。以前も彼らから依頼されて、私は行ったじゃないか」とエクレストンは27日(水)に述べている。そのようなことが起こるかは未定だ。

グリブコウスキーの弁護士のひとりであるダニエル・アメラングは、裁判所や検察は「エクレストンの財力や地位に恐れをなしている」と語っている。

エクレストンは、自身がグリブコウスキーによる脅迫の被害者であるという姿勢を貫いており、『Daily Mail(デイリー・メール)』に対し、「(エクレストンは)彼らに話す必要があると考えている」とアメラング弁護士は述べている。

今後さらに罪を問われる可能性に関しては、「私としては、(これ以上罪を問われることは)ないと思う。君たちは知っているのか?」と答えている。

エクレストンはすでにイギリスで調査の対象になっており、すでに税務局と重大不正捜査局はすでにドイツ当局と連絡を取り合っていると『Times(タイムズ)』紙は報じている。

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