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インディ第9戦予選、ダリオ・フランキッティがポールで佐藤琢磨は24番手

2012年06月23日(土)16:46 pm

インディカー・シリーズ第9戦アイオワの予選が行われ、ダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)がポールポジションを獲得した。佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は24番手だった。以下、ホンダのプレスリリース。

IZODインディカー・シリーズは今週末から2012年シーズンの後半戦へと突入します。その最初のレースとなる第9戦アイオワでは、全く新しい試みとしてスターティング・グリッドを決定するために予選レースが導入されました。

1台のマシンがコースを占有し、全力でタイムアタックを行うインディカー伝統の予選も非常に見応えあるものですが、スプリントレースによってグリッドを決定するのも大変エキサイティングなものでした。ロードコースでの3段階の予選がファンに人気を博しているため、オーバルコースの予選にも似たものを応用しようと考え出され、今回初めて導入されたアイデアですが、ファンにもドライバーたちにも好評でした。

見事な晴天に恵まれた予選日、全長0.894マイルのアイオワ・スピードウェイには金曜日だというのに多くのファンが集まり、彼らの前で3つの予選レースが開催されました。そして、明日のレースをポールポジションからスタートすることになったのは、プラクティスタイムでトップ8に入ったドライバーたちによる30周のレースで勝利を収めたダリオ・フランキッティ(Chip Ganassi Racing)でした。ポールスタートだったマルコ・アンドレッティ(Andretti Autosport)をアウトから豪快にパスしての見事な優勝でした。今シーズン2回目、キャリア28回目のポールポジションは、アイオワでは初めての獲得となりました。

明日のレースをフロントロー外側からスタートするのは、アンドレッティを15周目にパスして2位フィニッシュを果たしたエリオ・カストロネベス(Team Penske)になりました。9番手以下のグリッドは、プラクティス2回目のベストタイムによる順位の奇数と偶数の組に分かれて行われた予選レースで決定しました。先に行われた偶数組のレースで優勝したのはグレアム・レイホール(Chip Ganassi Racing)。彼は明日のレースを10番手からスタートします。奇数組の優勝はトニー・カナーン(KV Racing Technology)でした。

昨年のアイオワでインディカーでの初ポールポジションを獲得した佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、事前テストを行わなかったために厳しい戦いを余儀なくされています。プラクティス1でセッティングを開始し、予選レースのグループを決定する大事なプラクティス2ではさらにマシンを煮詰める計画でしたが、セッティングに不具合があったためにデータ収集も計画通りに進んでいません。予選レースでの佐藤はさらなるデータ収集に努めたこともあり、8番手スタートで8位フィニッシュ。明日のレースには24番グリッドから出場することになりました。

決勝は暑さを避けて、夜の9時にスタートが切られます。既に気温が下がり始め、今日のプラクティスとはコンディションも大きく異なるものとなるでしょう。そして、レースが進むにつれてコンディションはさらに変化するはずです。コンディションの変化に合わせてマシン調整を行い、ハイスピードの接近戦を制するのは誰か。レースはバンクの急なアイオワ・スピードウェイならではの激しいバトルとなるでしょう。

佐藤琢磨(24番手)
「簡単な一日とはいかず、実際には非常に難しい一日となっていました。私たちとしては、マシンのセッティングで大きな進歩を遂げることができました。しかし、もっとスピードアップを果たす必要があります。明日のレースに向け、さらにマシンを進歩させるのは簡単ではありませんが、必ずやマシンを向上させます。今晩、すべてのデータを集め、明日のための準備を行います。予選で短距離ながらレースを行えたことは、マシンを理解する上でよかったと考えています」

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