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ロータス、キミ・ライコネンのラリー参戦を認めず

2012年05月26日(土)17:53 pm

ロータスは、キミ・ライコネンから出されていたWRC(世界ラリー選手権)のラリー・フィンランド(8月2日から4日)出場の許可申請を却下した。

2007年にフェラーリとの契約を解除してF1を離れたライコネンは、2年にわたってWRCに参戦。しかし今年ロータスからF1に復帰した。そして、母国フィンランドが舞台になるラリー・フィンランド出場の意思を示していたが、今週に入って、「契約と合致するかどうかはチームに聞いてみないと分からない」と話していた。

これに対してロータスのチーム代表エリック・ブーリエはモナコで、次のように『Reuters(ロイター通信)』へ語っている。「契約上、ライコネンはWRCに出られない。以上だ」

ブーリエによると、2011年の開幕前にチームのエースだったロバート・クビサがラリー中の事故で大ケガを負ったことが、リクエスト却下の要因になったという。

「2011年からあの事故がトラウマになっているんだ。ラリー、スキー、それにスキージャンプ競技はNGだ」とブーリエは語る。

チームと2012年の契約締結後、ライコネンがスノーモービルで事故を起こし手首を負傷した一件についてブーリエは、次のように説明する。「われわれとのレース契約は2012年からだ。2011年じゃない。当時はまだ、他チームとの契約が残っていたのでね」

一方ライコネンはロータスについて、雰囲気が楽しいと『DPA通信』へ次のように話した。

「ここでは自分のことに専念できる。一般の人と同じように普通の生活が送れるのさ」

「もちろん、彼らから一定の要求はあるよ。でもそれにしたって24時間、拘束されるわけじゃない。自由でいることが大切なんだ。誰だって牢屋(ろうや)に入れられたくないだろう?」

「一番重要なのは、チームの仕事を通じて自分が満足できるかどうかだよ」

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