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パストール・マルドナード、モナコから「永久追放」になっていた

2012年05月24日(木)20:45 pm

27日(日)に決勝を迎えるモナコGPの優勝候補に挙げられるパストール・マルドナード(ウィリアムズ)は、今週末のレースに参加できるだけ幸運なのかもしれない。

『Bild(ビルト)』紙によると、2週間前のスペインGPで初勝利を飾ったマルドナードは、7年前にモンテカルロで起きた恐ろしい事故によって、永久追放処分を受けていたという。

ワールドシリーズ・バイ・ルノーに参戦していた2005年、マルドナードはレース中の黄旗を無視した結果、マーシャル1名を負傷させていた。この事故を受けてレース主催者はマルドナードに対し、モナコの市街地サーキットへの出入りを生涯禁止にする処分を下した。

ドイツの『Bild(ビルト)』紙は、資産家として知られるマルドナードの父親が間に入り、背中を負傷したマーシャルの治療費とリハビリ費用を負担する約束をしたと伝えている。

世界で最も有名なF1レースであるモナコGPに参戦できないドライバーを雇うチームなど存在しないだろう。したがって、マルドナードのF1での将来は父親の仲裁で救われた形だ。

今季のウィリアムズは低速サーキットにおいてはF1で最高のクルマであると言われており、平均時速が遅いことでも知られるモナコGPで、マルドナードは優勝候補の1人となっている。

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