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インディ500予選ポールデイ、琢磨は19番手

2012年05月20日(日)17:24 pm

世界3大レースのひとつインディ500の予選が行われ、ライアン・ブリスコー(Team Penske)がポールポジションを獲得、佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は19番手となり、7列目から決勝に挑む。以下、ホンダのプレスリリース。

今年で第96回目の開催を迎えるインディアナポリス500マイルレース(通称インディ500)の予選初日がインディアナ州のインディアナポリス・モーター・スピードウェイで開催され、Hondaエンジンを搭載するカーナンバー67に乗るジョセフ・ニューガーデン(Sarah Fisher Hartman Racing)が、ルーキーながら7番手に食い込む活躍を見せました。ポールポジションは、ライアン・ブリスコー(Team Penske)が平均時速226.484マイルを記録し、インディ500では初のポール獲得となりました。

今年のインディアナポリスは5月にしては非常に天候が安定していて、インディ500のためのプラクティスが12日に始まって以来、ずっと好天が続きました。そして、ポールデイと呼ばれる予選初日も雨の心配が一切ない一日となって、とても多くのファンが全長2.5マイルのスーパースピードウェイ、インディアナポリス・モーター・スピードウェイに詰めかけました。

100年を越す伝統を誇るスピードウェイは、午前11時の予選開始前から熱気があふれ返っていました。風は穏やかでしたが、気温が高いコンディションで、路面温度も時間が経つにつれて高まっていきました。

大勢のファンが見守る中、インディ500特有である、一人ずつがコースを占有してタイムアタックを行い、4周連続(合計10マイル)の距離を走った平均スピードで順位を争うフォーマットで予選が開催されました。

夕方4時までの5時間を使ってポールポジションから24番手までの暫定グリッドが決定され、その中の上位9人がポールポジションを競う権利を与えられます。ルーキーのニューガーデンは、プラクティス開始日から最速ラップをマークする活躍ぶりを見せてきましたが、予選でもその高い戦闘力を維持して、平均時速224.667マイルを記録して7番手に食い込みました。

そして、夕方4時半からのトップ9によるタイムトライアルにニューガーデンは出場。平均時速224.037マイルで4周を走りきり、来週の日曜日に行われるインディ500決勝に7番グリッドから出走する権利を手に入れました。予選7番手は、Hondaエンジンを使う12人の中での最上位であると同時に、今年出場するルーキーのトップでした。

今年が3回目のインディ500参戦となる佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、4周の平均時速が223.392マイルで、予選順位は19番手と、インディ500での自己ベストである10番手を上回れず、トップ9で戦うことはできませんでした。金曜日の走行後にクジ引きで決まった予選アタックの順番が不運にも遅く、予選初日がこれまでにない暑さの一日となっていたこともあって、コースインする時にはすでに気温、路面温度ともにスピードの出にくいコンディションとなっていました。

予選を終えた佐藤選手は、決勝での活躍にすでに気持ちを切り替えていました。木曜日までの6日間を使って仕上げたレース用セッティングは、とても競争力のあるもので、ラップタイムは高いレベルで安定していました。過去2年の経験に加えて、これまで以上に準備を整えて世界最大のレースに臨める体制をつかんでいます。

日曜日には25番手から33番手まで、ポールデイで決まらなかった9グリッドを巡る戦いが繰り広げられます。

佐藤琢磨(19番手)
「土曜日に始まったプラクティスでは、トップ10に入るスピードを単独走行で出し続けていました。しかし、予選用にターボのブースト圧を上げた金曜日からはトップ10に食い込むスピードが出せず、今日の予選でトップ9に入れませんでした。19番手という結果も含めて、とても悔しいですね。しかし、決勝に向けたマシンセッティングを自分たちはとても高いレベルに仕上げられていると思います。明日からはまた決勝用のセッティングをさらによくするための走行を続け、レースに臨みたいと思います」

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