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三菱、『i-MiEVエボリューション』でパイクスピーク優勝を狙う

2012年05月19日(土)4:53 am

三菱が18日(金)、7月3(火)~7月8(日)にアメリカのコロラド州で開催されるモータースポーツイベント「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」にレース専用車『i-MiEVエボリューション』と『Mitsubishi i』(北米向け市販車、日本名『i-MiEV』)の2台体制で参戦すると発表。『i-MiEVエボリューション』は電気自動車(Electric)クラスでの優勝を目指す。

『i-MiEVエボリューション』は、明電舎やGSユアサなどパートナー企業と協力し、『i-MiEV』市販車で使用しているモーターやバッテリーなどの主要な部品を搭載。EV制御やEVコンポーネントの高い技術力をアピールするとともに、同車の開発で得られた技術的ノウハウを、今後市販する車両の開発にフィードバックすることで、耐久性・信頼性の高いクルマづくりに生かしていく。

ドライバーは、『i-MiEVエボリューション』にダカールラリーで日本人初の2年連続総合優勝を果たした増岡浩をチーム監督兼務で起用。『Mitsubishi i』にはスコアインターナショナルオフロードシリーズクラス優勝の女性ドライバー、ベッキー・ゴードンを起用する。

i-MiEVエボリューション
パイクスピーク参戦のため新たに開発した『i-MiEVエボリューション』は、基本的に『i-MiEV』市販車と同じモーター、バッテリーなどの主要な部品を、パイプフレーム製のシャーシ、カーボン製のカウルなど軽量化・空力性能を追求した専用ボディに搭載。フロント1基、リヤ2基のモーターから構成される電動4WDシステムにより、高い走行性能や優れた操縦性を実現した。
全長(mm)×全幅(mm)×全高(mm) 4,341×1,900×1,339
乗員(名) 1
駆動方式 4輪駆動
モーター 搭載数(基) 3(フロント1基、リヤ2基)
最高出力(kW) 240(80kW×3基)
バッテリー 総電力量(kWh) 16
シャシー 専用パイプフレーム
カウル カーボン製
タイヤ 245/40R18

Mitsubishi i
今回の参戦車両は、市販車をベースに、空力向上のためにフロントバンパー形状を変更したほか、ロールバーなどの安全装備を追加。『Mitsubishi i』は、2011年11月より米国西海岸(カリフォルニア州、ワシントン州、オレゴン州)およびハワイ州で販売を開始し、2012年6月までに販売地域を全米に展開する計画。また、カナダでも2011年12月より販売を開始しており、北米市場における法人・個人に向けた本格的な販売活動を行っている。
なお、『Mitsubishi i』は米国環境保護庁(EPA)が公表した燃費ランキングで1位を獲得するとともに、米国エネルギー効率経済協議会(ACEEE)の「最も環境に優しいクルマ」にも認定されており、米国市場で最も燃費が良く、最も環境に優しいクルマであるとの評価を得ている。
《参考》『Mitsubishi i』(北米向け市販車、日本名『i-MiEV』)【 】内は日本仕様との差
全長(mm)×全幅(mm)×全高(mm) 3,675【+280】×1,585【+110】×1,615【+5】
乗員(名) 4
駆動方式 後輪駆動
モーター 搭載数(基) 1
最高出力(kW) 49【+2】/3,000~6,000
バッテリー 総電力量(kWh) 35
タイヤ Fr:145/65/R15
Rr:175/60【+5】/R15

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