F1の最高権力者であるバーニー・エクレストンは、メルセデスのF1参戦継続に関して合意に達する直前であると語った。
エクレストンは現在、F1の商業権など運営方法を規定する新コンコルド協定に向けた交渉を進めている。しかし、フェラーリやマクラーレン、そしてレッドブルといったほかのトップチームと同じ待遇をメルセデスAMGに与えることを拒んでいた。これに不満を抱いたメルセデスAMGはエクレストンと対立、メルセデスAMGのオーナーであるメルセデスがF1を撤退するのではないかとのうわさに発展した。
しかし、エクレストンはドイツの『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』紙に対し、「われわれは現時点で(合意まで)80%のところに来ている」と語り、こう続けた。
「残りの20%も、すぐに到達するだろう」
「われわれはメルセデスの首脳数人と話し合った。これまで以上にF1でメルセデスを目にすることは間違いないだろう」
『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』紙によると、現在エクレストンとメルセデスの間で話し合われている取引では、メルセデスが少なくとも2020年まではF1に参戦する予定とのことだ。
ところが、メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグにとってこの情報は寝耳に水だった。
「すまないが、今はその交渉に関していかなる情報も話したくない」とだけハウグは語った。