フェラーリが今季のF1をあきらめつつあるといううわさを、同チームのエースドライバーであるフェルナンド・アロンソが否定した。
今シーズン不振にあえぐフェラーリだが、今週末開催の第5戦スペインGPには大幅な改良を施したマシンで乗り込んできた。
しかし、スペインGPでマシンの競争力が劇的に上昇することは難しいだろうとの予測から、フェラーリがすでに2013年シーズンへと照準を合わせているのではないかとの質問が、アロンソに投げかけられた。それに対して、アロンソは次のように答えている。
「(それを判断するのは)今回のレースの結果を見てからにしよう。だってまだこのマシンがどういった結果をもたらすのかが分からないんだからね。日曜日(13日/決勝)に答えが出せると思うよ」
アロンソによると、第6戦モナコGP(27日決勝)と第7戦カナダGP(6月10日決勝)に際しても、マシンのさらなる改良が予定されているという。
では、もしスペインGPでの改良がうまくいかなかったらどうするのだろうか? 2013年へ向けた開発にチームの力を移すべきなのだろうか?
「僕はそう思わない。(スペインGPでの)改良がうまくいかなかったとしても、モナコやカナダへと向けて改善し続けなくてはならない。もっと効果的なパーツを持ち込む必要があるね」
「シーズンはまだまだ長い。少なくとも5月中はあきらめずに頑張るよ」とアロンソは語った。