フランスで6日(日)、大統領選の決選投票が行われ、各メディアの出口調査によると社会党のフランソワ・オランド氏が勝利。同候補はF1フランスGPの支援に消極的な姿勢を見せていたことから、フランスGP復活への影響が懸念される。
「グランプリ」という単語が生まれたフランスだが、2008年を最後にF1は開催されていない。しかし、F1最高権威バーニー・エクレストンが所有するポール・リカール・サーキットと、ベルギーGPを開催するスパ・フランコルシャン・サーキットが隔年でF1を開催する計画が進んでいた。
すでにフランスGPの主催者とエクレストンがF1開催契約に合意したとの報道もあったが、「国はグランプリ開催について一切資金援助すべきではないと考えている」とオランド氏は以前にコメント。「われわれが政権を獲得したら、(フランスGPについて)見直すことになるだろう」とも話していた。
その一方で、フランソワ・フィヨン首相がフランスGPのために公益団体を設立したとの情報もあり、政府がF1開催を直接支援することはないとの意見もある。