F1バーレーンGP予選で、国際映像に映らないという問題が起きたことについて、フォース・インディア関係者がついにコメントを残した。
治安の問題から、バーレーンGPの中止を求める声は多かった。しかし、運営側は開催を強行。だが、18日(水)の夜にフォース・インディアのメンバーが抗議デモに巻き込まれ、メンバーの乗る車の近くに火炎瓶が飛んでくるという事件が発生した。
これを受けてフォース・インディアは、メンバーの安全を確保するため、暗くなる前にスタッフがホテルへと帰れるよう、20日(金)のフリー走行2回目を欠場。だが伝えられるところによると、F1最高権威バーニー・エクレストンはこれに激怒したという。
そして21日(土)の予選セッションにおいて、フォース・インディアのマシンを映さないようF1の国際映像を管理するFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)に対して通達することで仕返しを図ったのだとうわさされている。FOMは、エクレストンが運営している会社だ。
この問題についてフォースインディアのチーム・ディレクターを務めるボブ・ファーリーは、スペイン紙『AS』に対して次のように語った。
「われわれの行動がちょっとした騒動を引き起こしてしまった。これは簡単なことではなかったが、正しい対応であったと思う」
「プレッシャーは非常に大きかった。また、われわれの行動は、あまり歓迎されなかったようだ。しかしチームにはスタッフの安全を守る義務があり、われわれは自分たちが正しいと信じる行動をとり続けなくてはいけないんだ」