ガルフレーシング・ミドルイーストからWEC(世界耐久選手権)に参戦する井原慶子が17日(火)、フランスのマニ-クール・サーキットで行われた開発テストに参加した。
朝9時から夕方18時まで行われた今回のテストには、フランスのシグナテックチームとガルフレーシングの日産エンジンを使用する2チームが参加。ガルフレーシングからは、ファビアン・ジロワ、ジャン・デニス、フレッド・ファティエンといったF1を走らせた経験やル・マン24時間での優勝経験のあるドライバーとともに井原が参加した。
井原のマシンは、WEC開幕戦のセブリング12時間で冷却系のトラブルから決勝をリタイアせざるを得なかったが、今回のテストでこの問題を改善することができたという。次々に発生する各パーツのトラブルに対処する1日となったものの、井原が最も多くの周回をこなし、1周約4.4kmのコースで200km以上を走破した。
5月5日(土)に行われる第2戦スパ6時間に向け、多くの改善策を見つけられたと語る井原は、次のようにテストを振り返っている。
「新型車の1号車開発では、次から次へと問題点がでてきますが、確実にチームが前進していると確信しています。開幕戦でのトラブルも解消することができ、次戦ベルギー戦と、6月のル・マン24時間に向けて開発を進めることができました」
「今日は、フランス時間17時より深夜24時までル・マン24時間に向けたナイトプラクティスセッションがあるので、真夜中のマニ-クール・サーキットを思いっきり走りたいと思います。今後もどうぞ応援よろしくお願いたします」