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トヨタ、WECデビューを延期

2012年04月11日(水)22:00 pm

トヨタが、スパ・フランコルシャン6時間で予定していたWEC(世界耐久選手権)デビューの延期を発表した。

WECは今年から発足した耐久レースのシリーズ戦であり、6月16日(土)から17日(日)にかけて行われるル・マン24時間もシリーズに含まれており、10月14日(日)には富士スピードウェイで6時間レースが行われる。トヨタはWECへハイブリッド車によるシリーズ参戦を予定し、5月5日(日)に決勝が行われるスパ6時間をデビュー戦にすると発表していた。

しかし4日(水)、WECデビューに向けてフランスのポール・リカール・サーキットでテストを行っていた際にクラッシュが発生。このクラッシュにより、トヨタのWEC参戦車両TS030ハイブリッドが大きな損傷を受けた。発表によると、車体の中心部分であるモノコックが修復不可能な状態になっており、モノコックはこの1台しか保有していなかったとのことだ。

また、スパ6時間までに新たなモノコックを準備するのも不可能とのことで、シリーズ第2戦であるスパ6時間への出場取りやめをオーガナイザーへ連絡したという。

トヨタの木下美明チーム代表は、次のようなコメントを残した。

「このような発表をするのは誠に遺憾であり、スパのレースを楽しみにしてくれていたファンの皆さまに大変申し訳ない思いでいっぱいだ。あらゆる可能性を検討したが、残念ながら今回の苦渋の決断に至った。現在、新しいモノコックの製造を急いでおり、できる限り早くテストに復帰し、ル・マン24時間 レースへの準備を進める」

トヨタは、シリーズ第3戦となるル・マン24時間へ2台での参戦を予定している。

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