ビタリー・ペトロフ
「再び中国に向かって出発する前に家で2、3日過ごすため、マレーシアGPが終わった後すぐにロシアに戻ったんだ。軽いトレーニングをこなしたり、友だちや家族と会ったりしているよ。それにナイキの新しいサッカーシューズの発表を手伝うために、アンドレイ・アルシャフィンに会ったりもした。僕はサッカーの大ファンで、アンドレイに会うのはいつだって大歓迎さ。彼がアーセナルでとても興味深いシーズンを送っていたのは間違いない。彼やロシアのすべてのチームが6月に開催されるユーロ(サッカー欧州選手権)2012を楽しみにしていることが分かるよ。レース期間中でも、数戦はサッカーの試合を観戦できるように確認しておかなくちゃね。ロシアが初戦を戦うころ、僕はカナダにいるだろうから、ITに詳しい人たちにその試合を観るための手伝いをしてもらえるか相談しないとね!」
「次のレースの舞台は中国だね。過去2年は上海でポイントを獲得することができている。もちろん2012年もケーターハムでそれを繰り返すことができたら最高だろう。でも、まだシーズン序盤の中国GPでポイントを獲得するというのは、僕たちにはちょっと早いんじゃないかって思うんだ。運転するのが特別難しいサーキットではないし、技術的に求められるものもそれほど多くもない。でも、ストレートへとつながるターン1から4、それにターン11から13の低速コーナーは正確に攻略する必要があるね。それらの区間でタイムは簡単に上がったり下がったりするんだ。だから、最高速とターン14のような低速の間で最適なバランスの取れたクルマのセットアップが必要になる。つまり、空気抵抗を減らしつつ、セクター1や3のような低速域での高い空力効果を求めなくちゃいけないんだ」