女性レーシングドライバーであるマリア・デ・ビロタがマルシャとテストドライバー契約を結んだ。
スペイン出身で、元F1ドライバーのエミリオ・デ・ビロタを父に持つマリアは、2011年にポール・リカールでロータス・ルノーGP(現ロータス)のF1マシンでテストを行っている。
「モータースポーツの最高峰であるF1において、レーシングドライバーの一員としての役割を担ってもらう。今年の終盤にはわれわれのF1マシンMR01をドライブする機会もあるだろう」とマルシャは契約発表の声明の中で述べている。さらに、年末にアブダビで行われる若手ドライバーテストにもデ・ビロタは参加する予定であるとも明かした。
デ・ビロタはこれまでにスペインF3やスーパーリーグ、デイトナ24時間といったレースカテゴリーに参戦した経験がある。
「これからはチームと合流し、共に行動することになる。そして来週末の開幕戦オーストラリアGP(3月18日決勝)でチームと一緒に働くことを楽しみにしている。いつかはF1にステップアップしたいという願望があるけれど、この経験はその目標を達成するために役立つはず」とデ・ビロタは語っている。