今年から始まる、ル・マン24時間を含めた耐久レースのシリーズ戦WEC(世界耐久選手権)への参戦を発表した井原慶子が、12日(月)から行われるテストに向けて忙しく準備を進める中、TopNewsの質問に答えてくれた。
Q:まず、WECへの参戦が決まった今の心境をお聞かせください。
井原慶子:F1と同格の世界最高峰のレースへ参戦できることになりました。たくさんの方々の応援で参戦が実現したので、今は感謝の気持ちでいっぱいです。
Q:どういった形でガルフ・レーシングからの参戦が決まったのですか?
井原:1月にガルフ・レーシングからドバイ24時間レースに参戦していました。その後、チームからWECのオファーをいただきましたが、開幕まであまり時間がない中で、多くの方に協力していただきながら参戦準備を進めてきました。
Q:ガルフ・レーシングは、耐久レース界では名門と言えるチームです。また、元F1ドライバーでル・マンの優勝経験もあるステファン・ヨハンソンがチームメートですね。
井原:ガルフ・レーシングは、スティーブ・マックイーン主演の映画『ル・マン』でも有名なチームです。こういった名門チームで走れることがうれしいです。また、ヨハンソンのほかにも、もう1台のクルマにはルノーのF1チームでリザーブドライバーだったヤン・シャローも乗ります。素晴らしいドライバーたちがチームメートになり、今はちょっとドキドキしています。
Q:2月にはシェイクダウンに参加されていましたね。その時に乗ったクルマの感想を聞かせてください。
井原:新型ローラのシャーシに日産エンジンのレスポンスはとてもよく、感激しました。これからル・マン24時間レースに向けてさらに開発を進めていきたいと思います。
Q:17日(土)にはセブリングで開幕戦です。セブリングや、今シーズンの目標は何ですか?
井原:まず開幕戦では、新車の調子を見ながら開発を進め、ル・マン24時間での完走をはじめ、表彰台に上りたいと思います。どうぞ応援よろしくお願いします。