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井原慶子、WEC参戦オファーを受けテスト参加

女性レーシングドライバーの井原慶子が、今季から発足するWEC（世界耐久選手権）のプロトタイプLMP2クラスへ参戦するガルフレーシングからWEC参戦のオファーを受け、同チームのテストに参加した。

井原は、1月に行われたドバイ24時間レースへガルフレーシングからアストンマーチンで参戦。チームからの評価は高く、今年からF1と同格の世界最高格式として発足するWEC参戦のオファーを受けた。なお、ル・マン24時間もWECの1戦に組み込まれており、10月には富士スピードウェイで日本戦も開催される。

そして23日（木）、ガルフレーシングがLMP2マシン（ローラ／NISSAN）の第1回テストとなるシェイクダウンを行ったことから、井原もこれに参加。テストが行われたフランスのマニ－クール・サーキットはあいにくの雨となったが、井原はシート合わせを行いながら10周のテストを実施した。

シェイクダウンを終えた井原は、次のように感想を語っている。

「今回は、シェイクダウンの招集が急にかかり、0泊3日の弾丸開発テストになりました。新型ローラの1号機は、パドルシフトやエンジンなどすべてがレスポンスよく、このマシンでル・マン24時間を全開で駆け抜けたいです！」

「ドバイ24時間レース完走後、急きょ世界選手権のオファーをいただき、日本に帰国後は参戦に向けて準備を進めてきました。まだまだ参戦に向けて越えなくてはならないハードルがたくさんありますが、一つずつブレークスルーして、開幕戦のアメリカ・セブリングで名門ガルフレーシングのル・マン・プロトを駆りたいと思います。どうぞ応援よろしくお願いします」

井原は現在、WEC参戦に向けてスポンサーと調整中。WECに井原が出場すれば、女性としては世界初とのことだ。