バルセロナのカタルーニャ・サーキットで22日(水)、2回目のF1開幕前テスト2日目が行われ、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグがトップタイムを記録した。
好天に恵まれたこの日、多くのチームがタイムを狙った走りではなく、多めの周回を走るロングランを行いながらそれぞれのテストプログラムを消化していたと『Autosport(オートスポーツ)』は伝えている。
トップになったヒュルケンベルグも、この日は112周を走り込んでいた。2番手に入ったのはザウバーのセルジオ・ペレス。これまでトラブルが続いているザウバーでは、この日もトラブルが発生。排気系統にトラブルがあったものの、ペレスはその後に走行を再開し、2番手でこの日のテストを終えた。
3番手は、バルセロナテスト初日にトップタイムを記録したセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。ベッテルは午後にレースシュミレーションを行っていたようで、午後だけで67周を周回し、タイヤ交換でピットストップした以外は走り続けていたとのことだ。
4番手に入ったのはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。フェラーリはこの日もデータ収集を中心にした作業を行い、87周を周回していた。
トロ・ロッソのダニエル・リチャルドが5番手。リチャルドはさまざまなパーツをテストしながら走行し、パーツ交換を繰り返したために比較的短めの走行を重ね、周回数は48周にとどまった。
6番手は、ベッテル同様にレースシミュレーションを成功させたというマクラーレンのルイス・ハミルトン。この日にハミルトンは120周を周回しており、これはこの日の参加ドライバー中、最多の周回数だった。
2012年型車W03でのテスト2日目となるメルセデスAMGは、ニコ・ロズベルグが82周を走って7番手に。ウィリアムズでは控えドライバーのバルテリ・ボッタスが走行し、8番手となった。
また、先日にケーターハム加入が発表されたビタリー・ペトロフは、同チームで初めてテストに参加。ペトロフはチームやクルマに慣れていきながら69周を周回して9番手になった。
この日の最下位となったのは、2011年型車で参加しているマルシャのシャルル・ピック。しかし、ピックは100周以上を走ることに成功している。
なお、ロータスはシャシーに構造的問題が見つかったことから、ファクトリーでシャシーに対策を施すため、今週のテストを欠席することに決めた。