ロータスのオーナーであるジェラルド・ロペスは、キミ・ライコネンが一時はお金のためにF1復帰を考えていた可能性があると指摘した。
ロータスは、2010年にも当時ラリーに参戦していたライコネンと交渉を行ったが、このときは交渉が決裂。その理由について『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』から問われたロペスは、次のように語っている。
「われわれとしては、彼がラリーから完全に手を引くつもりはないと感じていた。もしそうした状況のもとで、彼がわれわれのもとに来るしかなかったとすれば、それは金のためだったろう」
それから1年後、ロータスは再び「アイスマン」のニックネームを持つライコネンと交渉。ロペスはこのときのことについて、次のように続けた。
「キミに直接電話をかけたよ。マネジャーも通さず、誰にも何も知らせないでね。そして、すぐに分かったんだ。F1が彼にとって再び最も興味ある対象となっていたことがね」
ライコネンは、2001年にザウバーでデビューしてから2009年にいったんF1を離れるまでの間、マクラーレンとフェラーリで通算18勝を飾り、フェラーリ在籍時の2007年にF1王者となっている。