NEXT...F1開催スケジュール

ビタリー・ペトロフのマネジャー、複数年契約の可能性をほのめかす

2012年02月19日(日)1:25 am

ビタリー・ペトロフのマネジャーが、2012年以降もペトロフがケーターハムに残留する可能性があると指摘した。

2012年からチーム・ロータスからチーム名を改めたケーターハムは、立ち上げの時からチームを支えてきたベテランドライバーのヤルノ・トゥルーリに代わり、昨年末にロータス・ルノーGP(現ロータス)から放出されたペトロフと契約を交わしたことを発表した。

現役F1ドライバーの中でも最も経験があり、優勝経験者でもあるトゥルーリをスポンサーからの資金で追い出したようにも見えるため、ペトロフにとって今回のケーターハムのレースシートをめぐる取引は世間にあまりいい印象を与えるものではなかった。

さらに、トゥルーリのシート喪失で、数十年ぶりに現役イタリア人F1ドライバーが姿を消すことになる。

「ビタリーは、F1での活躍の場のことを考えている。その他のことに関してはチームに質問してください」とペトロフのマネジャーであるオクサナ・コサチェンコは強調した。

ケーターハム代表のトニー・フェルナンデスは17日(金)のチームからの声明で、ペトロフの加入には先行きが不透明な世界経済の影響が背景にあることをほのめかしている。では、ペトロフはスポンサーからの資金援助でレースシートを獲得した、いわゆる“ペイドライバー”で、チームメートのヘイキ・コバライネンが明確なナンバー1ドライバーという位置付けになると考えられる。しかし、この疑問に対してコサチェンコは「私が知っている限りでは、まったく平等の扱いを受ける予定だ」と答えた。

また、コサチェンコは最初の契約は1年契約ではあるが、その契約年数が今後変わる可能性もあると明かした。そして『RIA Novosti(ロシア・ノーボスチ通信社)』の記者に「現在その件に関しては協議中である」と語った。

以前、コサチェンコはF1界のボスであるバーニー・エクレストンが、2014年に開催予定のF1ロシアGPも視野に入れたうえで、2012年シーズンのペトロフのシート探しを支援していたと認めた。コサチェンコは、「彼(エクレストン)は私に、何とか手助けをしようとしていると言ってくれた」と13日(金)に述べた。同時に最終的な契約はペトロフとケーターハムによる“完全に2者の間での協議”によるものであるとし、「その他に介入した人物はだれひとりとしていない」と強調した。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック