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WRC第2戦ラリー・スウェーデン、ヤリ・マティ・ラトバラが今季初優勝

2012年02月13日(月)17:28 pm

WRC(世界ラリー選手権)の第2戦ラリー・スウェーデンは12日(日)、最終日が行われ、フォードのヤリ・マティ・ラトバラが今季初優勝を記録した。以下、プジョー・シトロエン・ジャポンのプレスリリースより。

2日間で上位チーム間のタイム差が変わらないまま、ラリースウェーデンの3日目(最終日)は、上位陣の順位の変動なしで競技が終了しました。

ミッコ・ヒルボネン/ヤルモ・レティネン組は、シトロエントタルワールドラリーチーム入りし、開幕2戦目で2位を獲得しました。一方、セバスチャン・ローブ/ダニエル・エレナ組はパワーステージでのベストタイムを出し総合6位、ドライバーズポイントでリードをキープし、さらにシトロエンもマニュファクチャラーズポイントで首位を保っています。

ラリースウェーデンの3日目は、前2日よりもより短くコンパクトな設定でした。サービスパークからほど近いレゾフォス、ランメンそしてハグフォスという2010年にも使用されたことのあるコースを使用、最終のパワーステージも同じ場所で行われ、モミの木の森林路面は、前夜からの新雪で覆われているというコンディションでした。

J-M・ラトバラに23秒差のミッコ・ヒルボネンは、早朝からアタックを開始しました。第1ループの第3ステージでは、ライバルに10秒差をつけられました。「最初のステージでは、うまく行かなかった。その後マシンの調整をしたが、狭い道ではもっと苦労する事になったよ」。

最終パワーステージを気にとめていなかったセバスチャン・ローブは、6位をキープ。「僕は、ここへ来て珍しくうまく走れていないんだ。路面は滑りやすいし、大きな岩が転がってるし、大きなリスクをとらないとプッシュができない」とローブ。

ミッコ・ヒルボネンは、第2ループに入ると調子を上げ、上位を走るラトバラがレゾフォス(SS22)でパンクしたため8.4秒差まで追い上げました。「泥がすごくて難しいステージだったけど、車のフィーリングは良くなってきたよ。ラトバラがパンクしたけど、僕はマイペースをキープした。シトロエンに入って初めて最上位につけたから、このままでラリーをフィニッシュしたいと思った」。

第2ループ最初のステージでのラトバラのトラブル後、注目は最終パワーステージへ移りました。2本の長いステージ後もミシュランのアイスノースタイヤを履き続けたセバスチャン・ローブは、ベストタイムを出して3ポイントのボーナスポイント獲得に出ました。2 位に入ったペタ・ソルベルグより1秒以上も速く走り、見事ベストタイムを出しました。「結果には満足してないけど、この状況でベストを尽くし、最大のポイントを獲得したよ」と8回の世界チャンピオンのタイトルを持つ彼は語りました。

「僕らは始まったばかりのシーズンをリードしている。スウェーデンと違って、メキシコではいつもいい成績を残してるので、早くメキシコに行きたいね」。

ミッコ・ヒルボネンは、ドライバーズポイントで2位に躍進しました。「優勝できなかったのですべてに満足してる訳ではないけど、結果OKとしなくてはね。われわれはチームとうまくいってるし、マシンもどんどん良くなっている。次からの数戦は全く路面が変わるので、これからもポジティブに攻めるよ」。

「ラリースウェーデンを終えて、ドライバーズポイント1位、2位はローブとヒルボネン、そしてシトロエンはマニュファクチャラーズポイントのトップ。DS3WRCはドライバーたちのフィーリングに合ってきて良くなってきてると思います。しかしラリーはそんなにたやすくはありません。私は、5台のDS3WRCが今回、何のメカニカルトラブルも起こらず完走できたことを大変うれしく思います。素晴らしいことです。これは、チーム全員の努力の賜だと思っています。」と、シトロエン・レーシング監督のイブ・マットンは締めくくりました。

次回のWRCは、3月9日~11日にメキシコで開催されます。

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