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エイドリアン・スーティル、やはり暴行事件がロータス入りの弊害に?

2012年01月17日(火)12:03 pm

ロータスの2012年ドライバー候補として一度でもエイドリアン・スーティルの名が上がったどうか、エリック・ルクスに質問しない方が良い。答えは当然、ノーだからだ。

前身であるスパイカー時代を含め、5年在籍したフォース・インディアのシートを失ったスーティルは、ウィリアムズに再就職できるよう願っている。

しかしそれより以前、スーティルはロータスとの関係を取りざたされていた。ロータスは、昨年までロータス・ルノーGPとして戦っていたチーム。ルクセンブルク人ビジネスマンのルクス率いる投資会社ジェニイ・キャピタルがチームオーナーになっている。

ルクスとスーティルは昨年、サーキット外でのトラブルで注目を集めた。昨年4月の中国GP開催中、上海のナイトクラブで暴行を受けたとしてルクスがスーティルを訴えており、両者の争いは今月、舞台をドイツの法廷に移して続行する。

ルクスは、『Aktuelle Nachrichten(アクチュエル・ナッハリヒテン)』紙へ次のように話している。「エレベーターに乗って、初めて事の重大性に気づいたんだ。私の人生はあと3分で終わると思ったよ」

これに対してスーティルは、口論の末、ルクスの頭に飲み物をかけようとしただけだと主張しているという。

そんなスーティルに、ロータスの2012年ドライバーになる可能性はあったのだろうか? ルクスはこれを一蹴する。「悪い冗談のつもりかい? 取りあえず、彼の方から謝ってはきたがね」

スーティルの弁護側は、ルクスの負傷を「まったく意図しなかったもの」としている。証人としてスーティルの友人、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が出廷するとの報道もされている。

スーティルのマネジャー、マンフレッド・ジマーマンンは言う。「証拠は十分、上がっている。さらに目撃証言で、エイドリアンが誰かを襲ったものではないことが証明されるはずだ」

「裁判はエイドリアンの未来に影響しない」と主張するジマーマンだが、事態は深刻だ。

『DPA通信』に対してジマーマンは、こう話している。「真実は口頭弁論で明らかになると思う。とにかくこの一件を終わらせることが重要だ」

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