年間タイトルへ独走を続けるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)を追うフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が、すぐにこの点差を埋めていかなくてはいけないと語った。
今季すでに4勝しているベッテルに対し、まだ2勝しかしていないアロンソだが、フェラーリはマシン開発の遅れを取り戻すべく昼夜を通して働いているという。
F1ハンガリーGP(7月28日決勝)を今週末に控えたアロンソは「ベッテルの前でレースを終えるようにしなくてはいけないんだ」、と意気込みをイタリアのテレビ局『TG1』に語った。
2013年シーズンのちょうど中間となるハンガリーGPは、夏休み前の最終レースであり、レース後には各チームのファクトリーも夏休みを迎える。
現時点でトップを走るベッテルは、10レースを残してアロンソを34ポイントリードしている。
「(年間選手権の)ポイントでは、ベッテルとの差はちょっと開きすぎてしまっている。すぐにもこの差を埋めなくちゃいけない」と、アロンソは危機感を露わにしている。
最近アロンソはベッテルに対する批判を弱めていたものの、今週は2013年もベッテルがマシンの性能で優位に立っていると主張している。
「どんなドライバーでもレッドブルに乗ればいい走りができる。それは(シルバーストンでの)若手ドライバーテストでも明らかだった」と話したアロンソは、先週レッドブルを走らせたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、ダニエル・リカルド(トロロッソ)、カルロス・サインツJr.ら3人のドライバーを指している。
「誰が乗ったってレッドブルは速い、しかも、ほかよりも強いっていうのが事実さ」とアロンソは付け加えた。