レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコが、現在F1界を騒がす陰謀説を一蹴した。
F1中国GP(4月14日決勝)の予選において燃料を使い果たしてしまったことから、決勝ではグリッド最後尾からのスタートを余儀なくされたマーク・ウェバー(レッドブル)。この一件が前戦F1マレーシアGP(3月24日決勝)での「マルチ21」事件と関係づけられて論じられており、F1界は大騒ぎという状況だ。
ドイツ紙『Bild(ビルト)』は、今回の件が「ウェバーがナンバー2ドライバーであることを知らしめる」ためのレッドブルの計画であったとする一部のファンの言葉を掲載している。
また、このようにチームメートのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とウェバーの予選順位を離すことで、レース中のバトルを回避したとする説もささやかれている。
この件に関してマルコは「ナンセンスだ!」と断言し、ウェバーは「自分のパフォーマンスに失望などしてはいない」とコメントしている。