長く所属したマクラーレンを離れメルセデスAMGに加入したルイス・ハミルトンは、“みんなを見返して”やりたい気持ちがあるそうだ。
昨年、マクラーレン脱退の決意表明を行った際、実績あるトップチームを捨てて結果を出せないメルセデスAMGに2013年以降、身を委ねるのかと何度も聞かれた。
ところがハミルトンのW04(2013年型車)は、冬季テストどころか先週末のF1開幕戦オーストラリアGPでも戦闘力を発揮。逆に不振なのはマクラーレンの方だ。
イギリス『Guardian(ガーディアン)』紙のポール・ウィーバー記者は、次のような記事を書いている。「最近ルイス・ハミルトンは犬を飼い始めたが、(ジェンソン)バトンときたら、まるで犬に乗っているかのように遅かった」
こうした状況にハミルトンはこぼれる笑みを隠せない。さんざんハミルトンを非難してきたスターリング・モスやジャッキー・スチュワートをはじめとする評論家たちに対して、ハミルトンはこのように語った。「彼らは自分たちが何をいっているのか理解できないんだ」
「みんなを見返せてうれしいよ」と、マレーシアに到着後に語ったハミルトン。「みんなに批評されたよ。特にかつてF1ドライバーだった連中には、史上最悪の決断とまでいわれた」
「チーム(メルセデスAMGに)はよくやっている。僕はとても誇りに思う。自分が決めたことにも胸を張れるよ」