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レッドブルが最速とアロンソ

2013年03月20日(水)11:01 am

ふだんは超辛口のイタリアのマスコミが、2013年F1開幕戦オーストラリアGPの結果に珍しく甘口な評価をしている。

影響力が大きいスポーツ紙『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙でさえもこんな評価を書いている。「オーストラリアGPではみんながベッテル優勝に賭けたところ、ミイラ取りが実はミイラだった」

メルボルンで、ライバルである3度の世界チャンピオン、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)を下して2位に入ったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。さらにアロンソを上回って驚くべき優勝を果たしたのは、ロータスのキミ・ライコネンだった。

ローマの有力な全国スポーツ紙『Corriere dello Sport(コリエーレ・デロ・スポルト)』も、以下のように伝えている。「フェラーリは大丈夫だ。ただライコネンが速かっただけである。上々の開幕ではないか」

しかし、優勝したのはライコネンにも関わらず、フェラーリはレッドブルを2013年最大のライバルと見ている。

フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は次のように語った。「われわれにとって最大のライバルはレッドブルならびにベッテル、それが私の考えだ」

モンテゼモーロは、新車F138を“希望のマシン”と名付けている。

それでもアロンソ本人は警戒を緩めない。「たしかに彼ら(レッドブル)のタイヤは、(メルボルン)で多少の性能低下を起こしていた。だからといってレッドブルが最速ではないと断言できないよ」と語り、次のように続けた。「レッドブルのマシンは明らかに全マシン中、最速だ」

3度の世界チャンピオンでメルセデスAMG取締役のニキ・ラウダも同意見だ。「ベッテルは、さほど気に病むことはない」

「(メルボルンは)ただレッドブルのマシンにとって気温が低すぎただけだ。次戦(マレーシアGP)は暑い。レッドブルが再びトップに返り咲くだろう」と、ドイツのTV局『RTL』にラウダは語った。

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