2012年シーズン限りでF1チームが解散したHRT。先日、資産が売却されたようだ。
スペインの『AS』紙が、有名な自動車部品リサイクル業者であるテオ・マルティンが、HRTの解散によって残された高額な資産のほとんどを買い受けたと報じた。
『AS』によれば、HRTがマドリードで賃借していた本部は、「すでに解体され、さびれてしまい、静けさにつつまれている」という。
テオ・マルティンは、2011年型および2012年型のF1カー、展示用車両、トラック、機械器具類、家具、その他の資産を購入したとみられている。
『AS』によると、「要するに、まだHRTの所有物として残っていたすべてのリサイクルや売却可能なもの(が売却された)」という。
だが、今回売却された資産の中に2012年のエンジンやギアボックスは含まれていなかったようだ。エンジンは供給メーカーであるコスワースへ返却され、ギアボックスも同様にウィリアムズからの借り入れ品だったためだ。
「売却金額については明らかになっていない」、と『AS』は付け加えている。