F1の最高権威バーニー・エクレストンは、メルセデスAMGがチーム代表を務めるロス・ブラウン抜きでもやっていけると示唆した。
新役員としてトト・ヴォルフとニキ・ラウダがメルセデスAMG入りしてから、現チーム代表のブラウン外しのうわさが絶えない。ブラウンをチームから放出、もしくはチーム内での実権を技術面のみに限定するのではないかとささやかれている。
エクレストンは、F1のビジネス・ジャーナリストのクリスチャン・シルトに次のように述べた。
「メルセデスAMGにトトが加わり、ニキも加入した。もう十分だろう」
ヴォルフは、メルセデスAMGが「技術面で」ブラウンを必要としていると発言している。ここでもうひとり去就が取りざたされているのが、メルセデスAMGのチームCEOであるニック・フライだ。
22年にわたりメルセデスのモータースポーツ責任者を務めたノルベルト・ハウグが昨年12月に勇退している。
ヴォルフは『cityam.com』に対し、「メルセデスのシステムがしっかり機能する必要がある」と自らの考えを述べた。
「チーム内に良い人材が増えるのは悪いことではないが、それぞれが自分の役割と地位を理解する必要があると思う」とヴォルフは語っている。