HRTのチーム代表ルイス・ペレス・サラが、F1参戦の夢が終わったことを認めた。
F1の統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が発表した2013年の公式エントリーリストにHRTの名前はなく、チーム消滅は間違いないと見られているが、いまだに正式な発表はない。
HRTはスペインに拠点を置くF1チーム。元F1ドライバーであるエイドリアン・カンポスが2010年シーズンに向けて設立したチーム『カンポス』が前身だが、シーズン開幕前に売却されチーム名もヒスパニア・レーシングに変わった。2011年に現オーナーであるテサン・キャピタルへ売却され、チーム名もHRTとなり、2012年からは元ミナルディのドライバーであるサラがチーム代表を務めていた。
「続けることは不可能だった」とサラは『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』紙に語った。
「チームを引き継ぐことを決めた時には、援助を約束されたが、結局援助はなかった」とサラは明かしている。
HRTは、F1に参戦した3年間で、1ポイントも挙げることができなかった。