フォース・インディアのポール・ディ・レスタとニコ・ヒュルケンベルグの両者は、2013年のフェラーリドライバーの候補として名前が挙げられている。しかし、フェリペ・マッサ(フェラーリ)は、来年も引き続きフェラーリに残留する自信をにじませている。
マッサは鈴鹿(日本GP開催サーキット)で報道陣に対し、「物事が正しい方向に進んでいるって自信はかなりあるよ」と語った。
来季マクラーレンへの移籍が決まったセルジオ・ペレス(ザウバー)もまた、4日(木)にマッサのプランについて言及した。フェラーリのドライバー育成アカデミーの一員であるペレスは、なぜ自身がフェラーリのマッサのシートを手にすることを真剣に考えていなかったかを明かした。
「今は難しいよ。僕が思うに、彼ら(フェラーリ)はマッサに満足しているんじゃないかな? とてもいいドライバーだし、実績のあるドライバーでもある。僕にはまだ実績がないんだ」
「僕はフェリペみたいに確実ではない。だから、僕が選択肢に入るってことがなかったんだよ」とペレスは状況を分析している。
ブラジルの『Totalrace(トータルレース)』に、ペレスのコメントは重要なものかと質問されたマッサは、「フェラーリは僕の残留に大きな興味を示していると思う」と答え、ペレスの発言に同意している。
その一方で、ペレスは4日(木)、最近マクラーレンとの間で話し合いは行われているかという質問をされた際に“ノー”とあからさまにうその返答をしたことを追求された。そして、その件でメディアに誤解を与えてしまったことを公(おおやけ)に認めた。
ペレスは鈴鹿で「何度か話し合いは行われた。でも、あの場で“イエス”って答えていたら(メディア関係者からの)質問が山のように来ていただろうね」
「だから目立たないようにしておきたかったんだ」とペレスは付け加えた。