レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、レッドブルが「旧バージョンの」2012年仕様車をオーストラリアGPに持ち込むとの報道をはっきりと否定した。
2年連続でワールドチャンピオンになったレッドブルがシーズン開幕前の冬季テスト序盤で速さを見せていたことはほぼ間違いないが、ある大きなパッケージを変更し、バージョンアップさせたクルマで挑んだ最後のバルセロナテストでは、思うような結果が出なくなった。
セバスチャン・ベッテル(レッドブル)が担当したテスト最終日の走りはチームのアドバーザーを務めるヘルムート・マルコ博士が「ひどいもの」だと評するほどで、レッドブルはオーストラリアGPにバルセロナテストよりも前の設計に準じたRB8を持ち込むのではないかといわれていた。
しかし、チーム代表のホーナーは『BBC』ラジオに「そんな話になっているなんて、驚いたよ」と語り、次のように続けた。
「バルセロナでのアップデートはきちんと機能していたように思えるし、10日後のオーストラリアでもあのクルマを持ち込むよ」