レッドブル創業者でオーナーである、ディートリッヒ・マテシッツの健康状態が深刻に懸念されている。
オーストリア人として世界一の資産家であり、プライベートに厳しい78歳の彼が、重大な病に冒されているという噂が以前から飛び交っている。
スイスの『Blick(ブリック)』紙のベテランF1特派員であるロジャー・ブノワは、「彼は調子が良くない」と言う。
オーストリアの大手新聞『Kronen Zeitung』の記者も、「何カ月も」公の場に姿を現さないマテシッツの健康状態に「大きな懸念」があることに同意している。
「内部関係者によると、彼は最近、親しい従業員にも会っていないそうだ」と同紙は付け加えた。
マテシッツが設立したエナジードリンク会社の広報担当者は、次のように述べた。
「ご存知のように、マテシッツ氏にとって、私生活を世間の目に触れないようにすることは常に重要なことです。それは今も変わっていません」
レッドブルが2つのチームを所有するF1界で、マテシッツの最も近い接点であるオーストリア人のヘルムート・マルコ博士も、コメントを拒否している。
「ノーコメントだ、プライベートな問題だからね。我々はコメントしない」とマルコはドイツの放送局『ntv』に語っている。