今季も残すところ3戦となったF1第20戦カタールGP(ロサイル・インターナショナル・サーキット)の予選が行われた。
ポールポジションを獲得したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)、2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)だった。
■Q1:ホンダF1勢、Q2進出
18分間の最後のアタック前、最終ターン前でゆっくり走るマシンが並んでいる光景を見たハミルトンが「すごい渋滞だ」と述べた。
Q1敗退になった5台は、F1引退まであと3戦となったキミ・ライコネン(アルファロメオ)、ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)、来季はF1シートを失いフォーミュラEへ移るアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)、ミック・シューマッハ(ハース)、ニキータ・マゼピン(ハース)だった。
ホンダF1は、2番手フェルスタッペン、5番手セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)、7番手に角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)、8番手にピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)という結果で、4台ともQ2進出を果たした。
■Q2:ペレス、まさかの敗退
Q2ではペレスが敗退するという波乱が起こった。ソフトタイヤでのアタックだったが、タイムを伸ばせず。チャンピオンシップを争っているレッドブル・ホンダとしてはかなり痛い結果だった。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)とダニエル・リカルド(マクラーレン)もタイムを伸ばせず、悔しい結果となった。
このQ2で敗退したのは、ペレス、ランス・ストロール(アストンマーティン)、ルクレール、リカルド、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)の5名だ。
ホンダF1は、2番手ガスリー、4番手フェルスタッペン、7番手の角田裕毅がQ3へ進出した。
■Q3:ハミルトンが圧倒的な速さ
ポールポジション争いでは、2番手のフェルスタッペンに0.455秒差もつけたハミルトンが圧倒的な速さを見せつけた。
ここまで速さを見せていたボッタスは3番手タイムだった。4番手には絶好調のガスリー、そして5番手にはフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が続いた。
6番手にランド・ノリス(マクラーレン)、7番手にカルロス・サインツ(フェラーリ)となり、コンストラクターズチャンピオンシップで3番手争いをしているフェラーリとマクラーレンとしては、明日は激しい一戦になりそうだ。
8番手には角田裕毅だ。トップのハミルトンから1.054秒差、チームメイトのガスリーから0.241秒差というタイムだった。
9番手はエステバン・オコン(アルピーヌ)、10番手はセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)だった。
■【予選】F1カタールGP
1 L.ハミルトン(メルセデス)
2 M.フェルスタッペン(レッドブル)
3 V.ボッタス(メルセデス)
4 P.ガスリー(アルファタウリ)
5 F.アロンソ(アルピーヌ)
6 L.ノリス(マクラーレン)
7 C.サインツ(フェラーリ)
8 角田裕毅(アルファタウリ)
9 E.オコン(アルピーヌ)
10 S.ベッテル(アストンマーティン)
11 S.ペレス(レッドブル)
12 L.ストロール(アストンマーティン)
13 C.ルクレール(フェラーリ)
14 D.リカルド(マクラーレン)
15 G.ラッセル(ウィリアムズ)
16 K.ライコネン(アルファロメオ)
17 N.ラティフィ(ウィリアムズ)
18 A.ジョビナッツィ(アルファロメオ)
19 M.シューマッハ(ハース)
20 N.マゼピン(ハース)
日曜日の決勝レースは、日本時間23時スタートだ。