F1界のレジェンドであり、現在DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のボスでもあるゲルハルト・ベルガーが、ミック・シューマッハ(ハース)に対して、現在進行中のチームメイトとの論争に「不必要なエネルギー」を浪費しないよう警告した。
●【2021年F1第14戦イタリアGP】決勝レースの結果、タイム、周回数、ピット回数
今年同時にF1デビューをしているルーキーのニキータ・マゼピンは、グリッド後方におけるシューマッハとのチーム内バトルにおいて、コース上での攻撃性とコース外での暴言を強めている。
しかし、父ミハエルとレースをした経験のあるベルガーは、それがF1だと言う。
「これは明らかに捕食的な競争だ」とベルガーはモンツァで『Sky Deutschland』に語り、次のように続けた。
「チームメイトは、最初に勝たなければならない相手だ。しかし、ミックには不必要なエネルギーを浪費するのではなく、大きな目標に集中するように言っているよ」
フェラーリF1代表のマッティア・ビノットは、カルロス・サインツとの契約が切れる2023年にシューマッハがワークスチームに移籍する可能性を否定していない。
しかしベルガーは、22歳のシューマッハにとってあまりにも先の話だと考えている。
「ミックはいい仕事をしているが、彼がトップチームの一員として活躍できるようになるまでには、まだ長い道のりがある」
以前、シューマッハはアルファロメオへの移籍が噂されていたが、現在はハースに留まることがほぼ確定している。
ミックは「とても居心地がいいんだ」と『Bild am Sonntag』に語っている。
「ここで働いているみんなと仲良くしているし、いい関係を築いているよ」
●【F1世界選手権ポイントランキング表】メルセデスがリード拡大!F1イタリアGP終了後