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【ハース】ロシアの大富豪にチーム代表の座を明け渡すことはないとギュンター・シュタイナー

2021年07月17日(土)11:31 am

ハースF1チームを率いるギュンター・シュタイナーが、ロシアの大富豪によって自分がチーム代表の座から引きずり下ろされることなどないと主張した。

今年、ミック・シューマッハとニキータ・マゼピンという2人のルーキードライバーコンビで戦っているハースだが、マゼピンの父親であるドミトリー・マゼピンが運営するロシアの化学系企業『ウラルカリ』がチームのタイトルスポンサーを務めている。

そして最近、ドミトリー・マゼピンがシュタイナーに代わってハースの新たなチーム代表に就任することになるのではないかとの報道が行われていた。

この件についてドイツのテレビ局『RTL』から質問を受けたシュタイナーは次のように答えた。

「私は何も知らないよ。だが、実際のところ私にはかなりの自信がある」

「書かれていること(報道)はナンセンスだよ。誰かが何かを書いて、新たな噂を広めようとしただけさ」

シュタイナーは、いずれにしても誰にチーム運営を委ねるかはチームオーナーであるジーン・ハースが決めることだと次のように続けている。

「彼がチームのオーナーだ。こういう決定はジーン・ハースによってなされており、彼もそれに飽きてなどいないよ」

現在、2020年のF2選手権をランキング5位で終えたニキータ・マゼピンは、今のところF1では同選手権のチャンピオンとなったミック・シューマッハに大きな差をつけられている。

F1関係者の中にはニキータ・マゼピンはF1で走ることができるだけの力はないと考えている者もいるようだが、シュタイナーは2022年もハースにはドライバーラインアップを変えるつもりはないと示唆している。

「我々はニキータをミックと同じように速くしようと取り組んでいるところだ。目標は今年の終わりまでには2人の優秀なドライバーを手にすることだ」

そう語ったシュタイナーは次のように付け加えた。

「ニキータも進歩を見せている。だが、ミックのバーはかなり高い。学びが早い者もいれば、そうではない者もいるんだ。だが、我々にはやれるという自信が私にはあるよ」

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