マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、F1世界選手権で初めて追われる立場になったものの、それを心地よく感じていると語った。
実際のところ、23歳のフェルスタッペンは精神的にも肉体的にも、13歳年上の現F1チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデス)との戦いを楽しんでいるようだ。
「自分が追われる立場になったことを気にしてはいないよ」
そう語ったフェルスタッペンは、今年は念願のF1モナコGP優勝を達成できたものの、これまでのモナコにはあまりいい思い出はなかったとオーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に次のように続けた。
「モナコでの僕のほかのレースはあまりうまくいかなかった。僕は何度かミスを犯してしまったしね」
「メルセデスがミスを犯したことで、今は僕たちがドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権をリードしているよ」
フェルスタッペンはさらに、7回F1王座についた絶対王者であるハミルトンとの戦いについて次のように語っている。
「僕たちはクールなバトルを展開しているよ」
「僕はルイスのインスタグラムをフォローしているんだ」
「人はそれぞれ違うし、僕は彼とは全く別の人間だよ。僕は彼をスーパースターとして見ている。そして、それはF1全体にとってもいいことだよ」
「メルセデスはまだすごく強い。マシンのパフォーマンスに関しては、モナコは今シーズンの残りのレースに向けての参考にはならないよ」
そう語ったフェルスタッペンは、今週末にバクーで開催される第6戦アゼルバイジャンGPに言及しながら次のように付け加えた。
「バクーではメルセデスがまたきっと一番前に出てくると思う。でも、過去数年のルイスはそれほど必死に戦う必要はなかったけれど、今の彼は必死だよ」