マクラーレンが、来週末に開催される次戦F1アゼルバイジャンGP(6月6日決勝)以降はマシンのカラーリングを通常のものに戻すことになると認めた。
マクラーレンでは先週末に開催された今季のF1第5戦モナコGPで“ガルフカラー”と呼ばれるカラーリングが施されたマシンを投入していた。
このガルフカラーは現在もマクラーレンのスポンサーを務めるガルフ石油の伝統的なカラーリングとして知られており、マクラーレンもチーム草創期にこのカラーリングが施されたマシンで戦っていた。
長年のモータースポーツファンには懐かしいカラーリングではあるものの、モナコで走ったガルフカラーのマクラーレンF1マシンはファンの評判も非常によかったようだ。
そして、マクラーレンのドライバーである若い21歳のランド・ノリスもこのカラーリングが非常に気に入ったようで、「今のマシンの中では一番美しいよ」と語り、次のように付け加えていた。
「僕はザック(ブラウン/マクラーレン・レーシングCEO)に、普段のやつよりもずっといいよって言ったんだ」
しかし、当初からこのガルフカラーはモナコ限定だとしていたチームの計画が変更されることはないようだ。
「最初からこのカラーリングは1回限りであることを明らかにしていたんだ」
「この象徴的なレースにおいて、60年代に遡るガルフ社との歴史的なパートナーシップを祝う意味があった。それが、ガルフと我々のプロジェクトの背景にあったんだ」
マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルはそう語ると、次のように付け加えた。
「私が言いたいのはそれが全てだよ」