F1プレシーズンテスト3日目最終日のセッションが終了した。トップは1分28.960秒のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、0.093秒差の2番手は日本人F1ドライバーでルーキーの角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)で、ホンダF1がワン・ツーという最高の結果で3日間のテストを締めくくった。
■トップはレッドブル・ホンダのフェルスタッペン
フェルスタッペンは最も軟らかいC5タイヤよりひとつ硬いC4タイヤで出したタイムで、ライバル同様にまだ本当の速さを見せなかった。それでもトップタイムでテストを終えられるのはマシンが良くなければ出ない結果だ。現時点ではこの結果を素直に喜んでいいだろう。
■2番手はアルファタウリ・ホンダの角田裕毅
2番手はなんとルーキーの角田だった。アルファタウリ・ホンダの角田は最も軟らかいC5タイヤを履いてアタックし、一時はトップタイムを記録した。もちろんまだ攻め切れていないようにも見えたが、ルーキーながらその実力を世界に見せつけた。
ホンダF1は最終日にワン・ツーという最高の結果を出した。冬の間にホンダが良い仕事をした証と言えるだろう。
これで全3日間のテストの全日程が終了した。まだテストとはいえ、レッドブル・ホンダとアルファタウリ・ホンダ、そして角田裕毅の結果はポジティブに捉えていいだろう。実際に何番手の速さなのかは開幕戦の予選でハッキリするが、少なくとも2チームとも戦えるマシンであることは確かなようだ。期待しよう。
開幕戦は同じバーレーンで2週間後に行われる。
■F1テスト最終日
順位 | ドライバー(チーム) | タイム差 | タイヤ | 周 |
---|---|---|---|---|
1 | マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) | 1:28.960 | C4 | 64 |
2 | 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) | 0.093 | C5 | 91 |
3 | カルロス・サインツ(フェラーリ) | 0.651 | C4 | 79 |
4 | キミ・ライコネン(アルファロメオ) | 0.806 | C5 | 166 |
5 | ルイス・ハミルトン(メルセデス) | 1.065 | C5 | 54 |
6 | ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ) | 1.157 | C5 | 158 |
7 | ダニエル・リカルド(マクラーレン) | 1.184 | C4 | 76 |
8 | セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) | 1.227 | C4 | 49 |
9 | フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) | 1.358 | C4 | 78 |
10 | シャルル・ルクレール(フェラーリ) | 1.526 | C3 | 80 |
11 | ランド・ノリス(マクラーレン) | 1.701 | C3 | 56 |
12 | ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) | 1.868 | C4 | 76 |
13 | エステバン・オコン(アルピーヌ) | 2.350 | C3 | 61 |
14 | ニキータ・マゼピン(ハース) | 2.571 | C4 | 67 |
15 | ミック・シューマッハ(ハース) | 3.093 | C3 | 78 |
16 | バルテリ・ボッタス(メルセデス) | 3.446 | C2 | 86 |
17 | セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン) | 6.081 | C3 | 56 |
18 | ランス・ストロール(アストンマーティン) | 7.140 | C3 | 80 |