アレクサンダー・アルボンがこのまま2020年もレッドブル・ホンダで走ることになる可能性が高くなってきているようだ。
今季トロロッソからF1デビューを飾ったタイ国籍ドライバーのアルボンは、夏休み明けの第13戦ベルギーGPから不振のピエール・ガスリーと入れ替わりにレッドブルに昇格。先週末に鈴鹿で行われた第17戦日本GPではF1キャリアハイの4位となっている。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは2020年にレッドブルでマックス・フェルスタッペンのチームメートを務めることになるのはアルボンあるいはガスリーのいずれかだとし、それを決定するのは来週末に行われるメキシコGP(27日決勝)後だとしている。
しかし、鈴鹿での予選でフェルスタッペンと同タイムを刻んでみせたアルボンが、現時点ではガスリーとのシート争いを一歩リードしていると見てもいいようだ。
日本GP後に、マルコはアルボンが「よくなりつつある」と認めていたが、レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも23歳のアルボンが鈴鹿で「素晴らしい仕事」をしてみせたと考えている。
『Channel 4(チャンネル4)』から、2020年もアルボンがレッドブルで走る可能性について質問されたホーナーは次のように答えた。
「彼がそれ(シート確保)に向けてすごくうまくやっているのは確かだよ」
「ここまでのところ、私は彼が素晴らしい仕事をやってきたと思っている」
しかし、ホーナーもレッドブルとしてはこの件に関して性急に結論を出すつもりもないと次のように付け加えている。
「まだ時間はたっぷりあるよ。ドライバーたちはみんな契約下にあるし、急ぐ必要はないんだ。だが、私は彼(アルボン)がここまでに達成したことにすごく満足しているよ」