イタリア自動車協会(Aci)会長のアンジェロ・スティッキ・ダミアーニが、シャルル・ルクレール(フェラーリ)が第2戦バーレーンGPで見せた活躍を賞賛した。
フェラーリのアカデミードライバーとしてF1を目指していたモナコ出身のルクレールは2018年にフェラーリエンジンを搭載するザウバー(現アルファロメオ)でF1デビューするとめざましい活躍を見せ、今年はフェラーリのフルタイムドライバーに抜擢された。
そして、フェラーリでの初戦となった2019年F1開幕戦オーストラリアGPを予選5番手、決勝5位とまずまずの成績で終えたルクレールは、第2戦バーレーンGPでは初ポールポジションを獲得。決勝では終盤にマシントラブルが発生したことで3位に順位を下げたものの、それまではライバルたちに圧倒的な差をつける見事な走りを展開していた。
フェラーリの聖地とも言われるモンツァ・サーキットでのF1イタリアGP開催を統括しているダミアーニは、そのルクレールについて『Agenzia di Stampa Italpress(アゼンツィア・ディ・スタンパ・イタルプレス)』に次のように語った。
「ルクレールが逸材であることはすでに分かっていたが、それが証明されたよ」
「前回のグランプリで何が起きたのかは分かっている。コントロールユニットがショートしてしまっていたんだ。そういうことも起こりえるが、残念ながら予想するのは困難だ」
「だが、ルクレールは我々に夢を見させてくれたし、我々は彼と(セバスチャン)ベッテルの2人が(フェラーリに)タイトルをもたらしてくれると確信しているよ」とダミアーニは付け加えている。