メルセデスのバルテリ・ボッタスが、これからもF1チャンピオンとなる夢を追い求めていくと語った。
今季のF1も残すところあと6戦となったが、現時点ではトータル281ポイントを稼いだルイス・ハミルトン(メルセデス)が2番手のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に40ポイントもの大差をつけてトップに立っている。
最近のレースでは事実上ハミルトンのサポート役に回っているボッタスだが、すでにハミルトンとは110ポイント差のランキング4番手に位置しており、事実上今季のタイトル獲得は奇跡でも起きなければ難しい状況だ。
昨年は3勝をあげたボッタスだったが、今季は未勝利であり、客観的にはメルセデスのナンバー2ドライバーというイメージが完全に定着してしまっている。
■まだタイトル獲得の可能性は残されている
しかし、ボッタスはメルセデスにいることを満足していると『CNN』に次のように語った。
「今のところ、ほかのどこにも自分の位置を変えるつもりはないよ」
「目標はF1チャンピオンになることだし、その可能性はまだある。だから僕は今でも自分の夢を追いかけているし、6歳のときに回りのみんなや自分に言っていたようにそのゴールを目指そうとしているところさ」
「僕はまだ現実的にそこへ向かっているところだし、達成できる可能性も残されている。だから、ここまでのところは自分でもかなりうまくやってこられたと思っているよ。だけど、もちろん自分の目標を勝ちとりたいと思っている」
ボッタスがメルセデスに移籍してくるまで彼のマネジャーチームの一員を務めていたのが、メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)だ。
■ゼロからスタートする来年がチャンスだとヴォルフ
そのヴォルフはボッタスについて次のように語った。
「彼には、いいクルマがあればF1ドライバーズタイトルを勝ちとるだけの力を内に秘めているよ」
「今年はそのチャンスは小さいかもしれない。ポイントがかなり不足しているからね。だが、来年はまたポイントがゼロからのスタートとなるし、我々が戦闘力のあるクルマを手にすることができれば、彼もそれを追い求めるのは間違いないよ」