【水素自動車】トヨタ「水素バスを欧州で走らせる」ポルトガルのバス会社に燃料電池を供給

2018年09月28日(金)7:30 am

トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)と、トヨタの欧州事業を統括するToyota Motor Europe(以下、TME)は、水素利用の拡大に向けて、ポルトガルでバスを製造・販売するカエタノ・バス社(CaetanoBus SA)に、燃料電池(Fuel Cell : 以下、FC)システムを供給すると発表した。

カエタノ・バス社は、2019年秋を目指して、FCスタックや高圧水素タンクなどを含むFCシステムを搭載した路線バスを開発・製造し、欧州で走行実証試験を開始する。

■TMEのヨハン・ファンゼイル社長

「カエタノ・バス社へのFCシステムの提供は、低炭素社会の実現を目指す中、水素の優れた環境性能はもとより、水素の実用的な利活用を示しています。FCバスは、他のゼロ・エミッション バスと比べて、航続距離が長く、充填時間が短いのが特徴です。このことから、長距離、そして利用頻度が高い路線バスでの運用に適しています。長年のパートナーであるカエタノグループによる初めてのFCバスを、欧州に走らせることを楽しみにしています」。

■カエタノ・バス社の親会社であるサルバドール・カエタノ社(以下、カエタノ社)のホセ・ラモス(Jose Ramos)社長

「水素がゼロ・エミッション実現に向けた本命だと信じており、欧州で初めてトヨタの優れたFC技術を享受することを誇りに思います。これは、当社の世界トップクラスのバス開発・製造技術を確かなものとするよい機会だと考えています」。

■すでに「電気バス」を販売

カエタノ・バス社は、カエタノ社の商用車の開発・製造子会社として1946年より生産を開始し、近年は電気バスを開発、欧州各国に販売している。

また、カエタノ社とトヨタは、1968年、商用車の欧州への供給拠点として「トヨタ・カエタノ・ポルトガル」を設立。長年にわたり構築した信頼関係に加え、バス開発・製造の実績を踏まえて、このたび、FCバスの分野でも協力することになった。

TopNews最新ニュースを読もう!
◇ニュース検索ワード - |
前後の記事
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック
日本車メーカー・ブランド特集ページ
トヨタ特集ページ レクサス特集ページ 日産特集ページ ホンダ特集ページ 三菱特集ページ
マツダ特集ページ スバル特集ページ スズキ特集ページ ダイハツ特集ページ 光岡
輸入車メーカー・ブランド特集ページ
アウディ アキュラ アストンマーチン アバルト アルピナ
アルピーヌ アルファロメオ インフィニティ AMG キャデラック
クライスラー ケータハム シトロエン シボレー ジャガー
ジープ GM スマート ダイムラー ダットサン
テスラ パガーニ BMW フィアット フェラーリ
フォルクスワーゲン フォード プジョー ベントレー ボルボ
ポルシェ マクラーレン マセラティ MINI メルセデス・ベンツ
ラディカル ランドローバー ロータス ルノー