フェラーリの新CEOに就任したルイス・カミレリが、F1オーナーのリバティ・メディアとF1の将来に関する話し合いが進展していることを明らかにした。
フェラーリ最高権威の座にあったセルジオ・マルキオンネが不幸にして亡くなったが、その後任としてフェラーリの最高経営責任者に任命されたのが元フィリップモリス会長のカミレリだ。
2017年にF1の新オーナーとなったリバティ・メディアは、現在F1で結ばれているコンコルド協定が2020年で満期を迎えることを受け、2021年には新たなエンジンレギュレーションを始め、新収益金分配システムやF1チーム予算に上限値を設ける“バジェットキャップ”の導入を計画している。
その計画内容に反発していたマルキオンネは、フェラーリのF1撤退を示唆するなどしていたが、その後リバティ・メディアとの話し合いにも応じない姿勢をとっていたと考えられている。
だが、フェラーリ執行体制が変わった今、そうした状況にも変化が起きているようだ。
「リバティ・メディアとの間で会談が進行中だよ」
「技術面に関しては進展が見られたと思っている。だが、バジェットキャップや管理面に関してはまだそれほどでもない」
そう語ったカミレリは次のように付け加えた。
「私は新しいアイデアについてはあまりよく知らない。だが、目標はケーキをそのまま切り分けることだ。我々はそれをどうやって増やすのかということについて話をするわけではない。私はそれに貢献できると確信しているよ」