トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われる2018年F1第5戦スペインGP(13日決勝)を前に次のようにコメントした。
■ブレンドン・ハートレー
「バルセロナはカレンダーの中ではどのドライバーもほかよりもよく知っているサーキットじゃないかな。そしてチームメートやほかのドライバーやチームに対してアドバンテージを得るのがものすごく難しいところなんだ。だけど、それがここでの挑戦のすべてなんだ」
「僕たちがここをよく知っているというのは単にテストをやるからというだけではないんだ。いろんなチームでシミュレーター作業をやっていたころから、カタルーニャ・サーキットがシミュレーターでものすごく多く使われているのを知っているよ。走るのが楽しいサーキットだし、ほぼすべてがそろっているんだ。それに身体的にも厳しいよ。特に長い右回りのコーナーでは首の筋肉に大きな負担がかかるからね」
「このサーキットではオーバーテイクは簡単ではないから予選がすごく重要なんだ。今年ここまでのところ、僕は自分の予選でのパフォーマンスにはまずまず満足している。特に昨年との比較においてはね。昨年はまだタイヤの性能を最大限に引き出すにはどうすればいいかという理解がまだうまくできていなかったんだ。今ではクルマやタイヤのことがどんどん理解できていると感じているし、それによって予選セッションに向けての自信も強まっているよ」
「予選は週末でもすごく楽しめる部分なんだ。燃料の重さを気にしなくて済むし、ラバーも乗ってきている。そういうときにクルマは本当に生き生きとするからね。F1カーは文字通り地上最速のクルマだし、予選はまさにそのハイライトだよ。グリップの量や自分たちのラップタイムにより常にほほ笑みが浮かんでくるものさ」
「このサーキットではタイヤマネジメントがものすごく重要になるだろうね。予選での周回でさえリアタイヤを生かしておく必要があるんだ。トラクションが必要となる最終セクターのためにね。高速コーナーが多い最初の部分ですぐにリアタイヤをだめにしてしまいやすいんだ。だけど予選の周回をできる限りうまくこなすことが難しさのひとつなんだ」