伝えられるところによれば、フォース・インディアのガレージ内の雰囲気は昨年に比べるとかなり落ち着いてきているようだ。
■チームメート同士の戦いを禁止していたフォース・インディア
昨年は、ルノーに移籍したニコ・ヒュルケンベルグの後任としてチームに加わったエステバン・オコンと、フォース・インディアで4年目を迎えたセルジオ・ペレスがたびたびコース上で同士打ちを展開。当然ながら、チームメート間には一時確執も生じていた。
チームはこのため、オコンとペレスが決勝レース中に直接的に順位争いをすることを禁止するという手段を講じていた。
■対立の時期は終わった
だが、2018年シーズンを迎えるにあたり、フォース・インディアのチームCOOを務めるオットマー・サフナウアーは、今年は2人のドライバーに自由にレースをさせることになると明言した。
「昨年はすでに終わったし、我々は新たなシーズンを始めることになる」
フランスの『L’Equipe(レキップ)』にそう語ったサフナウアーは次のように付け加えた。
「どんなチームもそうだろうが、我々も対立の時期を過ごしてきた。だが、それはすでに過去のことだ」
■今年も接近戦になるだろうとオコン
21歳のフランス出身ドライバーであるオコンも次のように語っている。
「僕たちには困難な時期もあった。だけど今では僕たちの関係や雰囲気に問題はないよ」
「もちろん、僕は彼(ペレス)に勝ちたいと思う。今では僕の経験も増えたし、接近戦になるはずだ。だけど、僕はそれを望んでいるんだ」
「僕たちにはお互いに戦う権利がある。だけど、お互いにぶつかるのはだめだという指針はこれまでと同じだよ」
そう語ったオコンは次のように付け加えた。
「それは当然のことさ。そんなことをしてポイントを失いたくはないからね」