昨年ルノーのチーム代表を務めていたフレデリク・ヴァスールがザウバーの新チーム代表に就任する可能性が高くなってきているようだ。
昨年ザウバーの新オーナーとなったロングボウ・フィナンスが今季のF1第8戦アゼルバイジャンGP直前に、突然唯一の女性F1チーム代表として知られていたモニシャ・カルテンボーンを解雇したという驚きのニュースが伝えられた。
その後ザウバーではかつてフォース・インディアやHRTのチーム代表を務めていたコリン・コレスやヴァスールらと交渉を行っているようだと伝えられていたが、最新の情報ではヴァスールに絞られてきており、もう間もなく正式発表が行われるだろうと言われている。
現在ザウバーの会長職にあるロングボウ・フィナンスのパスカル・ピクシーは、スイスの『Blick(ブリック)』紙に次のように語った。
「ヴァスールとの話し合いは行っているが、まだ何も正式には決まっていない。ほかにも候補者がいるからね」
だが、フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』は、ザウバーとヴァスールの契約はすでに結ばれていると報じており、次のように付け加えている。
「ザウバーではオーストリアGP(9日決勝)が行われる週末にそれを公表することになるだろう」