トロロッソのカルロス・サインツが、2017年シーズンに初の表彰台に上る可能性はあまりないだろうと認めたものの、チームとしてはランキング5位を目指したいと語った。
レッドブルと育成ドライバー契約を結んだサインツは、2015年にジュニアチームのトロロッソからデビューを飾ると並々ならぬ実力を発揮してみせた。
トップチームであるレッドブルへの昇格こそ、同時にF1デビューしたチームメートのマックス・フェルスタッペンに先を越されたものの、2017年に向けてルノーからオファーを受けていたほか、ニコ・ロズベルグが突然引退してしまったメルセデスAMGからも、その後任として移籍する可能性について打診を受けていた。
だが、現在契約を結んでいるレッドブルがサインツをライバルチームに渡すことを拒んだことにより、サインツは今年もトロロッソで3年目のF1シーズンを迎えることになる。
「今、僕の初表彰台のことを語るのは夢物語だよ」
母国スペインのラジオ局『Cadena Cope(カデナ・コペ)』にそう語ったサインツは、2017年にはトロロッソをコンストラクターズランキング5位に持っていくことを目標としたいと次のように続けた。
「マクラーレンと戦えというのは無理な注文だろうね。彼らは僕たちよりはるかに金を持っているからね」
「トロロッソが、ビッグ4に続くチームとなることを願っているよ。つまり、メルセデスAMG、レッドブル、フェラーリ、そしてマクラーレンの次さ」
2016年シーズンには、トロロッソはコンストラクターズランキング7位で終えている。サインツが掲げるランキング5位を達成するためには、今季はウィリアムズやフォース・インディアにも勝たなくてはならないことになる。